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2013/10/27

小川糸 「蝶々喃々」を読んで


喋々喃々 (ポプラ文庫)喋々喃々 (ポプラ文庫)
(2011/04/06)
小川 糸

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(ネタバレあります。)


少し前にblog友さんがいい!と書いていた小川糸さんの蝶々喃々(ちょうちょうなんなん)を読んだ。

確かにいい。

東京の下町谷中でアンティーク着物店を営む主人公栞は毎日着物を着ては必要最低限の家電で
暮らす。
今では珍しいほどの質素な暮らしを好む女性だった。

店の客として現れた春一朗と恋仲になっていくが、春一朗は幼い子供と奥さんがいる既婚者だった。


小川糸さんの緻密な文章で二人の恋仲の様子を書かれると、ものすごい。

読んでいて胸くそ悪くなる←言葉悪いですね(T_T)


途中で読むのをやめてしまった。

しかしまた気になってしまって図書館で借りて読み続けた。

やはり最後の最後までイライラしながら読んでしまった。


栞は今の若い人には珍しいほどのとてもきっちり、慎ましい暮らしをしていて、とてもきれいに生きていると思う。

それなのに勿体ないと思う。

やはりどんなに好きで離れたくなくても妻子ある男性。

結婚指輪も外さないのだ。

結局は春一朗は妻に離婚を切り出さないだろうし、、、なんかずるいなあ。


私は不倫は反対派なので最後まで不快だったのだろう。

しかしこれを読む人の立場が違えば、また違う価値観で感想でよむことだろう。

かなり評価のわかれる作品なんじゃないかな??なんて思ってしまう。




しかしこんなに心を揺さぶられて読んでしまうことは
やはり作者の思惑があってからこそだろうか?



糸さんにやられた感じだった。

糸さん、好きな作家だ。

糸さんの紡ぎ出す日常の些細な出来事がとても愛しい。

食べ物、祭り、花、、、東京の下町情緒が煌めいて描写されている。

周りの登場人物も素敵だ。

四季折々の下町谷中で、いつの間にか主人公栞とどこかですれ違っているような錯覚まで覚える。

自分が一住人になってしまったような気がした。

心に染みた一冊だった。



いろんな意味で素敵な本を紹介してくれたblog友さんに感謝感謝である。



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コメント

非公開コメント

らしくない作品

好きな作家さんの作品でも、なんだか嫌いな作品てありますよね。

それは、映画や絵画などでも言える事で、
「なんだか●●さんらしくないなぁ」
と、思える作品ってありますよね。

そんな作品に出会ってしまった時、損をした気分になります。
でも、次の作品に期待してしまうのは、その方のファンの証しかもしれませんね。

渡辺一斗さんへ


小川糸さんはまだ数冊しか読んでないのですが、普通のハッピーな恋愛以外を書くことに長けている方だと思いました。
なのでこの作品は逆にらしいかもしれません。

そこから人間の生きるとか哀しさとかを上手く表現している作家さんかもしれません。
また違う作品も読みたいです!
コメントありがとうございます(^-^)

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