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2014/06/18

アルジャーノンに花束を


アルジャーノンに花束をアルジャーノンに花束を
(1989/04)
ダニエル キイス

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たまに外国の小説が読みたくなって読むようになりました。
日本の文化とは異なる生活や、考え方等に触れられます。

たまたまパッと目に付いた「アルジャーノンに花束を」です。
この本が出た時はすごく人気があってよく題名を聞いていましたが、当時私は読書などに全く興味がなく
へえ~そんなに面白いんだあ。と思った程度でした。
初版は1959年。私の生まれる前だ!
ということは盛り上がっていたのは映画やドラマになった時なのかもしれません。

主人公は32歳になるチャーリイゴードン。
あるとき研究で脳手術を受けることになる。
六歳程度の知能しかなかったチャリイが徐々に高い知能をつけていく。
この本は経過報告として チャーリイが日記を綴るような形で進む。
はじめはひらがなが多く誤字も多く読みにくいのだが手術をして知能がついてくるとどんどんその経過報告の文章も変わってくる。
今まで読めなかった難しい本を読んだり大学に通う。

しかし 高い知能をつけるにつれ、周りから言われていた言葉を理解する。
バイトをしていたパン屋では周りから罵声を浴びせられいじめられていたことを初めてしったのだった。
自分の母親にも酷い仕打ちをされていた。
チャーリイが一番欲していたのはこの母親の愛情だった。
すっかり変わった自分の姿を見せるために母親に会いに行くが、そこでは…
ここ辺りは「itと呼ばれた子」と同じだ。あれも凄まじい母親からの虐待だった。


高い知能を手に入れる代わりにどんどんと孤独になっていくチャーリイ。知能は上がっても感情の面は追い付かずついつい人を見下した言動をとってしまうからだ。
読んでいて辛い。
もっと辛いのはこの手術が実は失敗で徐々にチャーリイの知能が再び低くなっていくところだ。
経過報告もまた少しずつひらがなの多いものになる。

一番心に残ったのは、身体が不自由な人には人は同情するのに知能に障害のある人には差別をし、酷い言葉や態度を取っている人が多いということ。
そして チャーリイは教授たちに「僕は手術をする前もしたあとも人間なんだ!
動物ではないんだ」と訴える所だ。


それと作者がチャーリイと同一人物ではないか?と思うぐらいに緻密に主人公の心の中を描いている所が一番すごい所だ。

これはSFの小説だけども読んでいると近い将来に起こるかもしれない話ではないかと思ってしまう。

扱いにくい題材を見事に描いたベストセラーだ。





追記…作者ダニエル.キイスが15日に亡くなりました。
86歳でした。
ご冥福をお祈りします。
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コメント

非公開コメント

アルジャーノンは近所の芸術学院演劇科の生徒さんの卒業講演で観ました。その前からも読んだ人からいい本だと聞いていたので楽しみでした。でも、なかなか読むところまでいってないです。。
映画は知りませんでした。ドラマはユースケ・サンタマリアさん主演でしたよね?観てないけど。。
宇多田ヒカルさんもこの小説が大好きで、ダニエル・キイスさんとも対談をしていましたね。
多重人格者を描いた「ビリー・ミリガン」も興味ありますが、なかなか覚悟が持てないでいます。

おはようございます♪
ごめんね、勘違いでhした。
ITと、ほかの虐待ののがごちゃまぜになって・・・・
すいません<(_ _)>
前のコメント消去してくださいね・・・
(恥)

sasamintさんへ

おはようございます。
いえいえ、私もそのテレビみましたよ~
調べてたけど出てきませんでした。
たしか仰天や、まる見えなどのテレビでしたよね!?
イケメンに変装した女の子がヒット作を作っていくのですよね。
なんだか、これでも小説書けそうですね(((^^;)

Itはとても凄まじい虐待で読んでいると吐きそうになります。初めて読書で大泣きした小説でした。
でもその信憑性を巡って物議を醸し出してるそうですよ、、、それを知ってシリーズ読破やめました~(*ToT)汗

まる見えや、仰天は知らないニュースが知れて面白いですよね!!sasamintさんもお好きなんだ。嬉しいなあ♪

ゆめのゆきさんへ

おはようございます。
わあ、演劇をみられたのですね。
このお話を演ずるのは難しいでしょうね。
私もみたかったです!!

宇多田ヒカル大好きですよ。
また久し振りに聴きたいです♪

そうそう!!
ビリーミリガンは多重人格の話なんですよね。
たしか作者ダニエルキイスは心理学を専攻していたのでなるほどその視点が深いです。
私もアルジャーノン…を読んでいてとても息苦しかったです。この記事を書くのもとても時間がかかりました(>_<)でもちょうどご本人が亡くなったとニュースが流れ、慌てて書きました(;´д`)焦
素晴らしい作家さんですね。

「itと呼ばれた子」の話がでたので。。
私のボランティアにいってる小学校の図書室に、このシリーズがおいてあります。子供用の装丁のものです。
これ、高学年の女子がよく借りて行きます。。
私はあえて読みたくないのですが、修理しながらパラパラ読み出してしまって。。うーん、やっぱり読みたくない。。><;

ゆめのゆきさんへ

ゆきさん、またまたいらっしゃい(^-^)v
Itと呼ばれた子を女子が借りていくのですか??
ヘエ~(*ToT)
驚きですね。
たぶん気分が悪くなる人も少なくないと思いますよ。
私もあまりお薦めはしませんが、私はこの本を読んで読書の世界に引きずりこまれたと言ってもいいぐらいです。
それほど強烈な作品でした。
またいつか記事で書こうかなと思ってます(*^^*)
ありがとうございます♪
ゆきさんの前の記事にコメントさせてもらいましたので、一読くださいね。

こんばんは♪
こどもに借りてハード版をかりました。
内容はわかっているので、ヒマを見つけてはよみますね♪
でも虐待は日本でも・・・
難しい問題です・・・

sasamintさんへ

> おはようございます。
> ぜひ、お暇なときに読んでみてください(*^^*)
>
> 虐待はダメですよね。
> された方はずっとトラウマです。
> そして最悪の場合、負の連鎖が続いてしまいます(>_<)
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