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2016/05/11

裸の大将 山下清

以前書いた画家の山下清についてのブログです。
憧れの山下清展がここ広島のデパートで開催されています。
今日が最終日なのです。

その以前かいたブログをのせます。

♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪



野に咲く花のように
風に吹かれて~♪

ダカーポの歌「野に咲く花のように」です。

ドラマ裸の大将放浪記の主題歌です。

あのドラマが大好きで、俳優の芦屋雁之介さんの演技を楽しく観ていました。

今はドランクドラゴンの塚地さんに交代し
若い方もご存じの方は多いのではないでしょうか。

半ズボンにリュックを背負い全国を放浪する山下清。

ドラマも好きでしたが彼が描いた絵や貼り絵に興味があって
前に住んでいた所の図書館で本を探したのですがなくて、やっとこの前見つけました。

三才のとき消化不良をおこし一命をとりとめたものの後遺症が残り知的障害と言語障害になってしまいます。
それが原因で周りの子供たちから執拗ないじめを受けていたそうです。

特殊学校の八幡学園に入り、そこで出会った貼り絵が清の人生を変えました。

どんどん上達し他の生徒とは明らかに違う才能が開花していきます。

しかし清は自由を求め放浪の旅へ出てしまいます。

頼る人もいなく、食料や衣料は物乞いをする生活。

時には働くこともありましたがなかなか長続きしません。

全国を放浪しながらたまに思い出したように八幡学園に帰ります。

そして放浪で見た景色を思い出し貼り絵を創作します。

清は外でスケッチをすることは滅多になかったそうですが、物乞いをする代わりに求められたら絵を描いていたそうです。

そしてまた八幡学園を脱走し、放浪を繰り返します。

しかし道路も交通も発達していない時代によく日本全国を歩いて回ったものだと感心します。
(やむを得ないときだけ電車や船を使っていた)

時には物乞いをして顔がわからないぐらい殴られることもあったそうです。

そこまでしてなぜ放浪を止めなかったのでしょうか?

そこには孤独と自由を愛す清の精神が見えます。

そして清は貼り絵のほかにも水彩画、油絵、版画、陶器の絵付けなどもしています。

たぶん周りから勧められたのかもしれませんね。

しかし清の絵は見るほどに不思議です。

見たままを描いている、、、だからどこか冷たいような無機質のような感覚がするのです。

人間も登場しますが真正面か横からのタッチか殆どで表情も乏しいのです。

景色と人間のアンバランスがどこかおかしさを運んでまたまた不思議なのです。

戦争の真っ只中、東京の空襲の後を描いた絵もありますが、建物も人間も焼け焦げて黒色で表現されています。

数枚の戦争の絵を見て気分が沈んで、一度本を閉じてしまいました。

まるで写真を見た感じのその絵たち。

清はどんな感情でこの悲惨な景色の中を歩いていたのでしょうか。


清は人を感動させようだとか、有名になろうだとかそういう気持ちで絵を製作していたのではないそうです。

ただ仕事としてこなしていたそうです。

八幡学園でも他の子供たちは外で作業をしたり物を作ったりしていた中で清はこの張り絵を自分のノルマとしてこなしていたそうです。

それは清にとって一番楽な作業であっただけでした。


清の見たままを描く。

なんの邪気もないその絵は他の人には真似できない光を放っています。

一躍有名になった清。しかし放浪癖はなおらなかったみたいです。

晩年、東海五十三次の旅をします。

そこで描かれた巣描はとうとう貼り絵にはならないまま終了してしまいました。

「今年はどこの花火を見に行こうか…」そうつぶやき脳出血で倒れ家族に見守られて生涯を終えました。



私は新潟生まれ、新潟育ちなのでやはり清の「長岡の花火」の点描が大好きです。

この貼り絵を見るとなんとも言えない気持ちをもらいます。

一度でいいから裸の放浪画家、山下清の展覧会をこの目で見たいです。

見たままを緻密に描く点描の天才山下清は1971年に49才の若さでこの世を去りました。






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