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2014/07/12

「プラナリア」 山本文緒


プラナリア (文春文庫)プラナリア (文春文庫)
(2005/09/02)
山本 文緒

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やられた~
山本文緒さんのプラナリアを読んだ感想。

直木賞授賞のプラナリアを含む五編の短編小説。

個性の強い女性や男性が登場する短編小説です。

読んでいると後半から泣けてくるのです。

「ん、なんで私泣いてるんだ?」

そしてまた短編を読み進めるとまた後半で泣けるのです。

きっと日常で我慢してること、不安に思ってること、理不尽に感じてることを
著者がうまく言葉を捕まえて文字にしてくれているからだと思う。

だから主人公が感極まって爆発してしまうと、こちらも一緒になって
感情移入をしているのだと思う。

特に心に残ったのは「どこかではないここ」

主人公は高校生の娘との関係に戸惑っている。

何日も娘が帰宅しない。

たまに帰ってきても、こちらが何を言ってもうるさがれるばかり…

夫以上にきを使う。

しかし着かず離れずのバランスしか取れない自分。

ある日娘が年上の女性と家にやって来た。

母親と娘の対峙する場面が心に痛い。

母親は…娘にリストラされてしまう。



読んでいてなんだか自分の数年後も同じような状況に遭遇するのではないか、、、?

そんなおそろしさが襲ってきて…怖かったです。

今の私に一番近いのがこの主人公かもしれません。

どこかではないここをちゃんと見てよ!!という言葉を誰かに言いたくなるけど
自分自身にも言われてしまう言葉なのかもしれません。





五編の短編でしたが全て素晴らしかったです。

どの主人公もくせがあったりひねくれている考えを持っているのですが
自分にもそういう所があるよなあ…と心の奥底をつかれてしまうよでどきりとします。



短編小説は一つか二つ気に入るお話があればラッキーだなと
思って読むのですが山本さんおそれいりました。

人や社会と関わって生きるのは大変なんだよ

そんな風に思える一冊でした。

また数年後に読み返したいです。








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コメント

非公開コメント

こういった小説って、最近とんと読んでないなぁ〜と思います。
でも、モモさんの先日の「ブルーもしくはブルー」に続いて、山本文緒さんの小説の紹介を読んで、ちょっと興味を持ちました。
以前友人に、私の生き様(?)が山本文緒の小説みたいだと言われたことを思い出しました。
どういう意味なのか。。?? 読んでないのでずっとわかっていないんですが。。
娘はもう大学生ですが、これからも越えなくてはならないことがたくさんあります。。

ゆめのゆきさんへ

こんばんは!
コメントうれしいです、ありがとうございます!

えー、ゆきさんの生きざまが山本さんの主人公なんですか?
どういう意味でしょうね??
色んな主人公がいるし、カッコいいのかもしれませんね。

このプラナリアは奥が深いですよ。
興味を持って頂けて嬉しいです。
ぜひ読んでみて下さい(^-^)/

こんにちは。
ご無沙汰してます。
台風は大丈夫でしたか?
又読みたくなる本に巡り会えてよかったですね。
娘との関係・・・
私はすこし、依存しているかも。
結婚したら、・・・
なんて考えてます。
そろそろ自立ですね。(できるかな)
おうえんp

sasamintさんへ

こんばんは。
お久しぶりです!
お元気でしたか?
こちらは台風は雨が多かったです。

娘さんがお嫁に行ってしまうのは嬉しいけど
寂しいでしょうね。
私もsasamintさんと同じで依存してますから(^^;
でも仲良しは良いことだと思いますよ。

前の山下清のブログにもコメントありがとうございました。
Sasamintさんがもし清が他の人と普通に話ができていたら
もっと違う作風になったのではないか?と書かれていてハットしました。
確かにそうだなあと思いました!!
だからどこか無機質な絵なのかもしれませんね。

いつもありがとうございます(^-^)
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