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2014/09/03

シュガータイム 小川洋子

シュガータイム (中公文庫)シュガータイム (中公文庫)
(1994/04)
小川 洋子

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4月22日
フレンチトースト
セロリのサラダ
ほうれんそうのココット
ハーブテイー
草加せんべい五枚
納豆と胡麻のスパゲッテイー
ドーナツ七個
キムチ500グラム
フランスパン一本
ソルトクラッカー
あんずジャム一口










その日食べた食べ物を大学生のかおるは日記につけることが習慣だ。
こんなことがもう三週間続いている。

この物語は過食症の主人公がこの奇妙な日記をつけることから始まる。

なぜかおるはそうなってしまったのか?
それは物語を読み進めていくと少しずつわかってくる。
かおるにはつきあっている彼氏がいるが、それは純粋なまでのつきあいだ。
それを心配した友達が病院を勧め二人で診療を受けることになる。

読んでいるうちにこの作者は読者をどこに連れていくのだろうと怖くなる。
闇を持つ登場人物たち。
背が伸びない弟とかおるの関係が微笑ましくて、そこがあってほっとできる。

食べ物の描写もはじめのうちはおいしそうなのだけれどもだんだんと
無機物のように思えてくる。






小川洋子さんの作品は以前「博士の愛した数式」を読みました。またまた独特の小川ワールド。
小川さんていったいどんな人?
ちょと変な人?
と思わず思ってしまう。
今後も読んでいきたい作家さんです。




このシュガータイムという題名を期待して読むと裏切られます。

なんでこの題名?

平たく言えば大学最後の生活を描いた物語なのですが、読後は
いったいなんだったのか?とぼう~としてしまう不思議さなのです。
(しつこいですね(^_^;))


かおるはこの日記をつけることを止められるのだろうか?
この日記はダイエットのためではなく、夜にもう一度食べたものを
眺めてはまたその食べ物を食べた気分になり幸せな気分になるためなのだから。







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